第1章 ディーゼル機関の基礎
1. 常用用語・単位・関係式
ディーゼルエンジンを理解するために、是非知っておかなければならない用語とその意味、又用語に使用する単位、関係式について述べる。
1.1 SI単位について
SIとは国際単位系の公式略称で、国際標準化機構では1971年(昭和46年)より使用している。
日本では下記のように対応されている。
・昭和49年〜昭和54年
JIS規格の中で非SI単位を用いている規格についてはSI単位での換算値の括弧書きの併記
・昭和56年〜
SI単位による数値を規格値として括弧の外に出し、従来単位による換算値を括弧書きで併記するか、又はSI単位による数値だけを規格値として規定することを可能な分野から適用
・昭和61年1月1日以降
制定又は改正されるJIS規格については、原則としてSI単位数値を規格値として括弧の外に出し、従来単位による換算値を括弧書き併記するか、又はSI単位による数値だけを規格値として規定する
SI単位は下記のように7個の基本単位と、2個の補助単位、それにこれらの単位を組合わせた多数の組立単位とで構成されている。尚SI単位の10の整数乗倍を表すために、決まった接頭語を付けることとなっている。
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