除いては、油圧サーボ機構とボス内部の変節機構とを、中空のプロペラ軸を貫通する変節軸によって連結し、油圧を原動力としてサーボピストンにより変節軸を前後に移動させてプロペラ翼をある角度だけ回転させるものである。 小形のものはボス部の構造も簡単ですむが、大形になると変節力が大きくなること、4翼になることなどのため複雑な構造になっている。以下には中小出力用としてわが国で多く使用されている可変ピッチプロペラ装置の数種について主要構造を説明する。 1)ボス内部機構 3・63図にボス部断面の代表的な数例を示す。 3・63図 ボス内部機構
a.はボス二ッ割形のもので、ボスは軸に直角で翼軸中心上の面で二ツ割にしプロペラ
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