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2・66図に示す各歯車の噛み合い部分の歯形背面の遊び(バックラッシュ)をダイヤルゲージで測定し、組立基準内であるか点検する。 
バックラッシュは軸とブッシュのスキマ、歯面の摩耗、軸心のズレなどにより変化し、バックラッシュが大きくなり過ぎると歯に衝撃力が働き円滑な噛合はもとより、騒音(ギヤ音)の発生が大きくなり歯の折損などの原因となる。また小さ過ぎると噛合いが窮屈になり歯先が干渉するなどして円滑な噛み合いができなくなる。 
  
  
  
2・66図 バックラッシュ  
  
2.4 潤滑装置  
各運動部分に潤滑油を供給する装置で潤滑油ポンプを用い、その関連装置として潤滑油コシ器、油圧調整弁、油圧計、油冷却器などで構成されている。 
  
1)潤滑油系統 
潤滑油系統は主軸受部のみ注油している極めて単純なものから、過給機やピストンをジェット冷却しているものまであり、メーカ、機種ごとに異なる。その一例として2・67図、2・68図に示す。 
  
 
   2.67図 潤滑油系統図
  
  
  
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