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気体の圧力を一定に保てば、その体積と絶対温度とは比例して変化する。
加熱(または冷却)始めの絶対温度をT1、体積をV1、加熱(または冷却)後の絶対温度をT2、体積をV2とすると
V1/T1=V2/T2=V/T=一定
b.体積を一定にして、温度と圧力とが変化するとき
気体の体積を一定に保てば、その絶対温度と絶対圧とは比例して変化する。
P1/T1=P2/T2=P/T=一定
以上の関係をシャールの法則という。
3)ボイルシャールの法則
気体の圧力、温度、体積がともに変化するとき、圧力と体積の積は絶対温度に比例する。
すなわち、
P1・V1/T=P2・V2/T=P・V/T=一定
の関係があり、これをボイルシャールの法則という。この法則は実在のすべての気体に当てはまるものではない。これらの法則が完全に当てはまる気体を理想気体という。空気や燃焼ガスは理想気体に近い性質をもっている。

 

4.2 ディーゼル機関の馬力(出力)

1)馬力とトルク
内燃機関に用いられている動力の単位は馬力(出力)であり、一般にHorse Power(HP)又はPferde starke(PS)で表される。
我国に於いては、メートル法を用いており、次のように定義されている。
1馬力(PS)=75?・m/sec=0.736kW
即ち、75?の重さのものを1秒間に1m移動させる動力を1馬力(PS)とする。
馬力だけでは、どの程度のプロペラや発電機などを回すことが可能なのか判らぬため、一般にトルク(回転力)に換算して比較する。このトルクが大きければ、同じ馬力でもより大きなプロペラなどを回すことができる。
トルク(回転力)と軸馬力(PS)及び回転数(rpm)の関係は次の式で示される。
T=60×75×SPS/2πn=716.2×SPS/n
T:トルク(kg・m)
n:回転数(rpm)
SPS:軸馬力(PS)

 

 

 

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