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a)排気管の接続
排気たわみ管継手を用いる。(5・19図参照)
この場合、たわみ管継手は圧縮時の方が強度が大きいので、自由長より5mm前後圧縮した状態で取り付ける。
b)冷却水、燃料油管その他

(a)概ね、ゴムホースを用いるが、特に支持のある場合を除き、直管状態で取り付ける。曲げて使用する場合は、最小曲げ半径とする。
また、ねじれた状態で取り付けないこと。

(b)φ8以下の銅パイプは2〜3回ツル巻き状にしたダンパー巻きを行う。
(c)機関の各配管の出入口に取り付けられるバルブ、コックなどは、ルール上及び構造上支障のない限り、船体側に装着し、振動の大きい場合は振れ止めを行う。

(3)防振ゴムの点検、交換
防振ゴムはゴムの性質上、へたりによる沈みが発生します。メーカに指示された定期点検を実施し、たわみ量が指示値(使用限度)越えれば芯出しを行う。また、たわみ値が定められたクリープ許容値を越えた場合、あるいはゴム部に亀裂、剥離などが見られるときは交換する。(交換は1個のみでなく全数交換すること。)

(4)前部動力の取り出し
機関とクラッチが一体形のものは前部動力の取り出し(Vベルト直引き)が可能ですが、ベルトテンショナーの取り付けと、テンショナー設定時の機関移動量に制限があるので、メーカの防振ゴム据付マニュアルによること。

 

 

 

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