
また、大きな勾配がある場合は何等かの方法で抜け止めを施工する必要がある。
経年変化によりチョックライナが抜けだしていることもあり、整備時には、チョックライナの状態を確認する必要がある。
・ダブリングの溶接状況:浮いてないかどうかハンマーで確認する(不具合の場合は修正する)。
・当たり:ベアリングレッド又は青ペンを使い定盤で当たりを確認する。(80%以上当たりがあること)
e機関取付ボルトが機関台のリブに当らないかどうか確認する。
f中間軸受けの位置の確認……メーカあるいは造船所の図面による。<
?機関および減速機、逆転機、スラスト軸受、クラッチ、ガイスリンガー継手等の芯出し芯出し要領および標準値は後で述べる。
a機関台に芯出し用のジャッキを取付ける(機関の前後、左右移動用)。芯出しが終ってもこれはとらないでそのままつけておく。

b機関を図面通りの位置におく。
cチョックライナあわせ
一般的な据付基準による順序を次に示すが、造船所によってはその造船所としての流儀があるので一応尊重しなければならない。
(イ)機関トモ側前後2個所チョックライナ合わせ
(ロ)機関オモテ側前後2個所チョックライナ合わせ
(ハ)機関中央の前後2個所チョックライナ合わせ
(二)上記6個所の据付ボルトの仮締付け
(ホ)(イ).(ロ).(ハ).の中間の個所のチョックライナ合わせ
dチョックライナの両面が夫々ダブリングおよびベッドに確実に当たるようグラインダ又はヤスリで削り調整する。
チョックライナの当たりは80%以上当ってなければ駄目である。
eチョックライナの厚さ
標準厚さ45m(鋳鉄製)−機関付属品
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