日本財団 図書館


 

098-1.gif

098-2.gif

度をよく見ることができるが、自分自身が乗っていると、ちょっと勝手が違う。最初のうちは、体感がマイナスにはたらくが、なれてくるとプラスになる。視覚については、他の乗物に乗っていても、心がけしだいで練習ができる。地上では、走っている乗物(電車。バス・自動車等)でも、この練習法を利用できる。たとえば、電車は80〜90km/hで走り、高さもだいたい同じようなものだし、線路際も草地が多くあるので、目測練習にはつごうがよい。
(2)アプローチ速度で接地すると、接地速度が速すぎる。地面(滑走路)に対し、約2m程度の高度を保って水平飛行を行ない、徐々に失速速度に近づけ、最小の飛行速度で接地すると、着陸装置に大きい荷重をかけずに接地できる。水平飛行はそのためなので、飛行姿勢はしだいに上向きになる。したがって、姿勢を保持するのではなく、高さを保持することが目的であるが、それも完全な水平飛行ではなく、急な沈みのない程度の静かな沈みを保持することが目的である。この沈みは目で見るだけでなく、上下方向の荷重を座圧感で感じながら操作するとよい。
たとえば、上向きの荷重(座圧感)が大きくなったと感じたら。それは機体

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION