2.旋回飛行
旋回飛行の操作練習
まず、15°程度のバンクの持続を行なう。そのときには、下図のように姿勢を保持する。aの長さを変化することにより、速度が変化するのはもちろんのことであるが、直列の座席の機体では、機体の中央の位置が規準になり、また、並列の座席の場合には、自己の座席の正面が規準となる。
aの長さとθの角度だけを保持していると、方向舵を中立の状態のままでいると、自然に機首を振り始め、自然に旋回飛行となる。しかし、aとθとを維持することになれるまで、しばらくの間、その状態を続ける。
この練習も、水平飛行の課目がある程度完了していないと、なかなかむずかしい。
直列座席と並列座席の違い
次に、上記の操作がある程度反射的に行なえるようになったならば、次には機体の横滑りを直すことである。それには、まず、次の図に注目してほしい。
2−15図は、ボールゲージのボールの動きで、滑りの方向と度合を示したものである。また、風防の外部に、小さい吹き流しを取り付けても、横滑りを簡単に判別することができる。次の図のように、水平線の傾斜に関係なく、常にB
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