で修正もらくとなり、その反対に、方向舵の修正はむずかしく、特に補助翼の修正はいっそうむずかしい。
さて、ここで、実際に機体に乗って練習するときには、次のような指導要領にしたがって行なう。指導要領とは、教育者が能率よく教育を進めるために行なうばかりでなく、指導者が交代しても、その内容が同じように行なわれれば、練習生にとってはつごうのよいことで、進度に大きく影響する。また、教育者が教育中に相手の練習生にいろいろと指導しても、その内容がどの程度伝わっているかわからないために、多くの時間がむだに費いやされている。
そのために、練習生の判断および処置・操作を、練習生の呼称によって表現されるようにすれば、指導者はあえて手を出さなくてもすみ、練習生にとってもだいじな自信を持たせることができる。
また、指導者と練習生の両方にとって、指導の内容が明らかになったほうがよいし、励行することになって、教育進度に大いに役立つことになる。
練習の過程を終了し、一人前になって、後進の指導に当たる場合でも、なんの抵抗もなく実行できるだけでなく。複座機で野外飛行に出ても、同乗者との間にある程度の意志の疎通が計れて便利である。
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