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斜線は,理論的な裏付が充実されているような状態である。
1−8図に示すように、練習を始めたときから、精神的な畏縮を示すことがある。これはもともと航空に対して恐怖感をもっていて、さらに、初飛行のときの乱暴な飛行経験から。飛行を恐れることがある。このようなときは、静かな安全な飛行を体験させ。飛行に対する恐怖感を取り除かなければならない。したがって、初飛行は恐怖感をもたないよう、指導者は充分注意しなければならない。飛行前・飛行後に、練習生になっとくいくように時間をかけて説明を与えておくとよい。1人の指導員が、次々と練習生を乗せて飛行することは、粗雑な練習になりやすいので、指導員が2人以上いるときには、2〜3人ごとにまとめて、地上でゆっくりと説明する。
特にモーターグライダーの場合には、地上作業が簡単なので、つい連続的な練習課程をとる傾向に陥いりやすい。
練習生がまだなっとくしないうちに練習を続けることは、無理が多く、非能率な結果となる。1−9図のように、この理解を無視すると、技価的に大きなマイナスとなる。

1-9図

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感覚教育を主体とすると、人によって大きな差が出る。

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感覚教育よりも、理論的な裏付けを重視すると、そう大きな差は出ない。

 

 

 

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