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5.4 フィリピン
5.4.1 現状
日本のOSPAR計画により、アセアンメンバーのフィリピンは1994年1月、19百万米ドルに相当する海洋汚染防除及び通信関連資機材の供与を受けた。
当該供与資機材は以下のとおりである。
品目
オイルフェンス(膨張式) 数量6基
オイルフェンス(固形式) 数量3基
油回収装置(三井 − COV E3) 数量3基
貯油タンク(ゴム引き製) 数量3基
移送ポンプ(三井) 数量3基
油処理剤 数量12ドラム
油吸着剤 数量3ケース

 

データベース
マッキントッシュコンピュータ(プリンター、キーボード、マウス、カラーモニター、カラースキャナー及びモデム付)

 

5.4.2 配置及び管理
OSPAR MARPOL資機材は、ルソン島のマニラ、ビサヤ諸島のセブ及びミンダナオ島のダバオの3ヶ所に平等に分配されている。(資料5フィリピン参照)
フィリッピン沿岸警備隊(PCG:Philippne Coast Guard)は、MARPOL専用船舶を所有していないので、これらの資機材を汚染現場に運搬するため、海難救助及び汚染防除活動に従事している私企業のマラヤン曳航・救助(株)と協定を結んでいる。

 

 

 

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