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5. 各国の報告(カントリーレポート)

各国より、OSPAR資機材及び情報ネットワークシステムの運用・管理状況について報告があった。
各国報告書の内容は以下のとおりである。(資料5参照)

 

5.1 ブルネイ・ダルッサラム
5.1.1 1995年2月開催の第1回OSPAR管理委員会において、ブルネイはOSPAR計画の下に供与を受けた金額について報告した。
当該金額にて、ブルネイはオイルフェンス(Ro-Boom 1500)1,400m及びパワーパック2基を購入したのみである。
現在、これらの資機材は、ムアラ港にある海洋局の専用倉庫内に保管されている。
資機材の量が少ないので、国家流出油対応部隊が実施している維持管理は最小限のものとなっている。
パワーパックは毎月運転・チェックしており、作動良好である。
オイルフェンスを3ヶ月毎に目視チェックし、また6ヶ月毎に展張している。
前回のオイルフェンス展張演習時、オイルフェンス回収の間、オイルフェンスのチェーンが岩の間に引っかかってしまった。
参加船のうちの1隻が故障したため、オイルフェンスが浅瀬方向に流されたことがその原因である。
チェーンは無事回収されたが、チェーンがオイルフェンスのスカートを引きちぎる結果となった。
スカートの損傷幅は5〜10cmで、長さ約50mに及んだ。
チェーンの供給者と共に修理を実施し、1996年5月23日修理が完了した。
スカート先端の10cm×50mを切り取り、チェーン取り付けのための新しい穴をあけた。
修理したオイルフェンスをテストした結果は良好であった。

 

 

 

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