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4. 第2回OSPAR管理委員会への日本提案書要旨

「OSPARフォローアップ計画」の検討

 

4.1 背景
アセアン流出油対応行動計画に基づいたアセアン関係各国間の国際協力を促進し、もって、大規模な油流出事故が発生した場合の国際地域協力体制の整備を図ることを目的として、OSPAR計画で供与した資機材を有効に活用するためには、適切な運用・管理が行われる必要がある。
OSPAR資機材の供与完了から2回目のOSPAR管理委員会において、各国から運用・管理の状況が報告される予定であり、不具合な問題があればその原因及び対策を検討する必要がある。

 

4.2 OSPARフォローアップ計画の目標
OSPAR計画の適切な実施のため、OSPAR資機材の運用・管理等に関する不具合な問題を抽出し、解決するための方策を検討する。

 

4.3 考えられる方策
4.3.1 実施体制の見直し
複数の組織が関与する場合、実施体制の不備により問題が発生する場合がある。
問題解決のためには、
1) 関係機関の確認、
2) 機関の役割の明確化、
3) 権限、力量の検討、
4) 連絡調整方法の再検討
が必要と考えられる。
また、各機関のハイレベルによるPolicy Boardの設置の検討も一案である。

 

 

 

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