日本財団 図書館


 

3. 港湾施設

 

伊勢湾内には多くの港があり、各港それぞれの地域で重要な役割をはたしている。
(1)−1 愛知県の港

 

<名古屋港>
伊勢湾の最奥部に位置し、210万人の大都市名古屋のみならず中部圏の海の玄関として発展してきた。背後に中京工薬地帯を抱え、わが国屈指の国際貿易港で外国貨物取扱い量では、千葉に次いで二位である。輸出は自動車・機械、輸入は原池・鉄鋼石.石炭などの原料が主力である。また、名古屋港内に第2東名高速道路橋が1997年に完成予定であり、西五区・南五区の埠頭を整備中で産業港として発展が期待される。

 

<常滑港>
知多半島の中央部に位置し、常滑市の玄関として江戸時代より廻船業を中心とした海上交通の要所であるが、外国航路の入港船舶はない。
現在は、漁船や遊漁船のための小型船溜まりの整備を進めている。常滑沖は中部新国際空港の候補地とされており、これにともなう常滑港の発展が期待されている。

 

<冨具崎港>
以前は、船舶の避難港として利用されてきたが、現在は港湾施設として整備され、漁船などに利用されている。

 

<内海港>
現在は、小型船溜まりを目的とする漁港区の整備を終え、マリーナ地区の整備を進めている。

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION