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(9)将来のプロジェクト計画

 

(1)中部新国際空港
21世紀初頭の開港を目指し、名古屋の南約30kmに位置する常滑沖の海上に建設が予定され、現在、調査及び環境整備など着実に進行している。中部新国際空港が開港すれば、周辺地域における人や物の流れに大きな変化が生じる。
従って、空港島へのアクセスとして常滑方面からの橋梁建設、四日市・津方面からの高速フェリーなどが考えられている。

 

(2)名古屋港
金城ふ頭から9号地に架ける名港中央大橋、9号地から南一区に架ける名港東大橋の完成が間近である。この橋は将来、伊勢湾岸道路として、第二東名・名神高速道路となる。
高速道路の開通は、港の利便性を格段に向上させ、物流機能の充実が図られる。西5区にコンテナ埠頭を建設中であり、周辺区域である西3区・西5区・南5区などに埠頭や工場の建設が同時巡行している。金城ふ頭は、将来的に名古屋港の港湾中枢管理拠点として形成される予定である。

 

(3)四日市港
四日市地区(2号地)にウォーターフロント計画が進められており、イベント船や港内遊覧船埠頭を建設する。また、北部にマリンスポーツやレクレーションゾーンの開発計画がある。
磯津地区・楠地区に埋立が計画されており、レクレーション施設や廃棄物処理用地などができる予定である。

 

(4)津松阪港
中・南勢地区の港は、三重県の行政、商業の中心として発展してきた地域に位置し、今後も変化の大きい所である。贄崎・伊倉津・大口・吹井ノ浦地区などに埋立計画があり、工業団地の確保や海洋性レクレーション需要の増大に対応するための設備の計画がある。

 

 

 

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