日本財団 図書館


 

<愛知県の藻場>
湾奥部(新舞子以北)には、殆ど見られない。鬼崎までの砂泥域には、ベニスナゴなどが散発的に認められる。鬼崎漁港から湾口に向かって砂磯域となっており、主にワカメ場が見られる。
常滑から野間にかけては、底質は砂泥でありアマモ場が主である。知多半島中央部の野間から師崎及び南部束岸にかけての地域は岩碓であり、ガラモ場が主である。
篠島、日間賀島は、海岸の殆どが岩礁あるいは砂磯で占められている。主要藻場として、篠島はテングサ場、日間賀島はガラモ場である。
<三重県の藻場>
南部の答志島では、底質のほとんどが岩礁域であり、藻場はガラモ場またはアラメ場である。池ノ浦、伊勢市の宮川河口付近及び昭和町の下御糸漁港周辺海域から津市までに広がる砂泥域には、断続的にアマモ場が見られる。
豊北漁港以北では、底質は磯であり比較的広い範囲にワカメ場が見られる。志登茂川から鈴鹿市の白子漁港までの海域は、アオサ・アオノリ場が主である。
【資料】
*第4回自然環境保全基礎調査(干潟・藻場調査報告書) 愛知県平成元年
*第4回自然環境保全基礎調査(干潟・藻場調査報告書) 三重県 平成2年
*愛知県の自然環境 環境庁 平成元年

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION