
コンテナ荷姿としての流動区間をもう少しくわしく見ると、背後地(生産地)でバン詰めされ港湾までコンテナ荷姿で輸送される輸出貨物は大阪港・神戸港とも船積量全体の34〜35%と差はないが、神戸港は生産地から神戸港まで、コンテナ以外の荷姿で輸送される貨物の割合が41%と大きい。
神戸港でバン詰めされ大阪港で船積みされる貨物(阪神間をコンテナ荷姿で流動)は大阪港船積量の10%、逆に、大阪港でバン詰めされ神戸港で船積みされる貨物(阪神間をコンテナ荷姿で流動)は神戸港船積量の5%である。
図2−9.大阪港及び神戸港船積み輸出コンテナ貨物の流動区間別割合

次に、輸入コンテナ貨物の流動区間を見ると、取卸港湾から消費地まで港湾の背後地をコンテナ荷姿で輸送され、消費地でバン出しされる貨物は大阪港取卸し貨物の57%、神戸港取卸し貨物の50%である。
大阪港で取卸してコンテナのまま神戸港へ横もち輸送し、神戸港でバン出しする貨物が大阪港取卸し貨物のうちの5%ある。また、神戸港で取卸して大阪港まで横もち輸送し、大阪港でバン出しする貨物が神戸港取り卸し貨物のうちの8%ある。これらはいずれも阪神間をコンテナ荷姿で流動する。
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