参考資料
1. 運輸省・時差通勤問題懇談会中間報告
出典資料:時差通勤の新たな展開−オフピーク通勤の促進−に向けて 平成5年6月
(時差通勤問題懇談会中間報告)
時差通勤の新たな展開−オフピーク通勤の促進−に向けて
(時差通勤問題懇談会中間報告)
平成5年6月4日
時差通勤問題懇談会
○はじめに
生活者重視に視点を置き、より直接的に生活の質の向上が求められている今、通勤者の立場に立ってあらためて通勤混雑問題に対処していく必要がある。
時差通勤問題懇談会においては、この観点から、時差通勤の促進についての検討を今後更に深めていくために、中間報告としてこれまでの議論を整理することとする。
1. 厳しい状況にある通勤混雑
・大都市圏における通勤混雑は依然厳しい状況にあるが、特に首都圏は他の地域と比べて極めて激しい状況におかれている。
・更に、都市人口の外縁化が進み、通勤の長距離化・長時間化もますます顕著となっている。
・混雑の中での長距離通勤は、肉体的・精神的な大きな負担となり、国民が豊かな生活を実感できない理由の一つになっていると考えられる。
・鉄道の輸送力増強にもかかわらず、首都圏の通勤混雑がこれほどまでに激しいのは、通勤・通学者数の急増傾向が背景にある。
2. 通勤混雑対策の推進
(1)基本的考え方
・「生活大国5か年計画〜地球社会との共存を目指して〜」(4年6月閣議決定)、「運輸政策審議会第13号答申」(4年6月答申)で示
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