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4.物流拠点整備にあたって留意するべき事項

物流拠点は物流ネットワークの結節点となる性格上、高いアクセス性か極ので重視される施設であると言える。そのため、物流拠点の整備を進めるにあたっては、物流拠点への円滑なアクセスを実現するルートを確保していくことが求められる。特に、緊急時においても物流拠点が機能するためには複数のアクセス道を確保することが必要である。
また、物流拠点の整備にあたっては積極的に新設を図っていくに加え、既存の物流拠点をリニューアルによって高度化・機能強化していくことが必要である。特に臨海部では遊休化が進む既存の物流施設や工場を積極的に活用していくことが求められる。
物流拠点の整備は地域づくりと密接に関わることから、物流拠点の配置やアクセス道の整備にあたっては、周辺地域への影響等を加味しつつ、都市計画のなかに位置付けていく必要があるものと考えられる。地域住民の環境問題への意識が高まるなか、地域・住民の意向を踏まえた計画策定プロセスを構築していくことが求められる。

 

 

 

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