
?物流拠点のタイプ分けの検討
以上の検討結果から、物流拠点のタイプとして以下に示す7つを設定した。なお、各タイプは主としたタイプ分けであり、他の機能との複合もあり得る。
物流拠点のタイプ分け

1)トランジット型
高速広域交通体系の整備進展を背景に、大型トラックによる幹線輸送の効率化、迅速化を進めることがますます重視されるものと考えられる。そのため、幹線輸送の中継を効率良く行うタイプの物流拠点が必要である。
中継機能は市場近接性を重視しないことから、トランジットタイプの物流拠点を郊外に計画的に配置することにより都市部の交通量の削減や物流のコントロールに貢献するものと考えられる。
2)国際デリバリー型
わが国の国際貨物は年々増加する傾向にあり、なかでも製品輸入は今後も、大きな伸びが見込まれている。このような、製品輸入の増加を背景に国際貨物をエンドユーザーへ効率良く、迅速に配送するタイプの物流拠点は今後、さらに重視されるものと考えられる。
集配の効率化により周辺地域の交通環境の改善に寄与することが期待される。
3)幹線デリバリー型
幹線輸送の際には方面別に貨物を集約し、大量輸送性を確保することによっ
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