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(3)貨物受入体制の弾力化
今後、物流が消費者二一ズの多様化・高度化に対応していくために、柔軟な貨物の受け入れ体制が整備された物流拠点が求められる。
そのため、物流拠点の立地面では、高速道路ICや消費地との近接性・一体性が重視される。これからも物流拠点へのアクセス道路の整備充実をより積極的に進めていくとともに、開発インター等により、高速道路ICと物流拠点とを一体的に整備していくといったことも検討していくことが望ましい。
また、貨物受入の時間的な弾力化を図るため、貨物の受け取り窓口の常時運営化を進めるに加え、トラックの運行情報等にリンクした一時保管機能や時間調整のためのトラック待機場を物流拠点内に併設するなどが必要である。
阪神・淡路大震災以降、需要量に対応した常時運営体制が求められ、神戸港を含む特定の港湾において、暫定措置として期限付きで実施されたところであるが、今後においても需要量の増大および社会的ニーズに対応した弾力的な常時運営体制が望まれる。
リードタイムの短縮への要請が強い国際航空貨物を扱う物流拠点では、時間的に柔軟な受け入れ体制を敷くことが求められる。特に、関西国際空港においては、全体構想を推進していくことにより、24時間開かれた国際ゲートウェイとしてのさらなる機能強化を図ることが求められる。

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