（２）拠点内の貨物処理の迅速化

?搬入・蝸出の効率化

物流のリードタイムの短縮を図る上で、物流拠点への貨物の搬入・搬出に関わる作業を効率よく行うことが重要である。

そのためには、物流拠点内の共同体制の構築が必要であるとともに、パレット、コンテナの回収の仕組みを構築することによって、荷役機器・輸送機器の規格化を図ることが求められる。

情報の連携といった面では、トラック運転手との情報連絡を密にし、トラックの遅延状況や道路交通情報、貨物追跡情報等を物流拠点内の作業に還元する仕組みを構築することが必要である。このような仕組みを構築して行くにあたっては、物流事業者への端末の普及を促進しつつ、物流拠点ではインターネットや通信衛星を活用した情報システムに加え、光ファイバー等の情報基盤の充実が求められる。

そして、荷役作業を効率良く行うために、垂直型連続運搬装置（オムニリフター等）、ドッグレベラーの導入や、ランプウェイ方式の施設づくりを進めていくことが必要である。

また、効率良く搬入・搬出作業を行うにあたって、物流拠点では国際、国内、域内の機能の集約化を図り、大量の貨物を集めることにより、貨物特性に応じた施設整備、方面別貨物の集約化、一時保管機能の強化にも取り組んでいく必要がある。

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