
(2)アンケート調査にみる近畿圏の貨物の流れの概要
[アンケート調査の概要]
統計分析では把握しきれない品目別の近畿圏の貨物の流れや、物流施設の利用状況を把握することを目的として、近畿2府4県で事業を行う荷主企業(製造業、卸小売業、商社)346社、物流事業者170社の計516社を対象としたアンケート調査を平成8年6月に実施した。このアンケートでは、経由施設の利用状況、施設間の輸送の際に用いるモード、物流の将来計画、取扱貨物の物流経路等について質問した。
回収数は208通であり、回収率は40.3%となった。
[アンケート調査の結果概要]
?経由施設の利用状況
1)流通加工業務の実施状況
流通加工業務が実施されている施設としては、一部は工場等で実施されているが、多くが営業倉庫、自家倉庫、配送センターである。
また、回答が得られた93の物流経路のうち90の物流経路において、流通加工業務は1つの施設で集約して実施されている。
流通加工の実施施設(N=93)

流通加工の実施回数(N=93)

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