
第7.5条「見出しおよび小見出し」
1.国連勧告 1.モデル交換協定書 7.5.見出しおよび小見出し 本「協定書」の見出しおよび小見出しは、それぞれの条項またはその下位項目の一部として解釈するものとする。 2.注訳書 第7.5.条見出しおよび小見出し 本条は、「協定書」の解釈方法について慣例的な解釈規則を規定し、「協定書」の内容全体が考慮されることを認めている。当事者は、必要に応じて、この見出しを「協定書」の一部として解釈することから外すこともできる。 ?.特別委員会のコメント 1.規定の趣旨 本協定書の各条項については、『見出し』(および小見出し)がつけられているので、本条は、本協定書の各条項の適用に際して、『見出し』(および小見出し)をどのように解釈すべきかについて、その基準を示したものである。 2.見出し 最近の法令(わが国の法令)では・条文の右肩に、その条文の内容を簡潔に表現した文言をカッコ書としてっけるのが通例となっている。このように、条文の内容を簡潔に表現したカッコ書は、法令用語では、『見出し』と呼ばれている。 条文に『見出し』をつけることとしたのは、条文数の多い法令について、各条の内容を簡単に理解できるようにするとともに、条文検索の便宜を図ろうとしたものであると説明されているようであるが、『見出し』は、条文の理解を助け検索を容易にするという点で非常に効果のあることが分かってきたので、次第に法律以外のあらゆる形式の法令にもつけられるようになってきている。
前ページ 目次へ 次ページ
|

|