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(23)IM0標準海事用語(議題23関連)
本件については提出文書もなく特段の審議は行われなかった。
(24)人的要素の役割:コンピュータ利用及び応用に関するガイドライン(議題24関連)
テクニカルWGにおいて、船上でのパソコンの一般使用について、ソフトウェアのための最小性能要件が審議された。(関連資料;DE39/30/2(IEC勧告)、COMSAR1/24,1/14)。遭難安全通信のソフトウェアは不揮発性メモリーで保存されるべきこと、ソフトウエアスイッチはウィルス感染しやすく、また、ハードスイッチは切り換え忘れがあると遭難時に役立たないので、遠隔操作でのスイッチの使用があってはならないことが合意された。更に、機器に使用されているソフトウェアを適切な時間間隔で自動的にモニターする装置が設けられるべきとされた。
本小委員会は、航行及び無線通信用の船上コンビータタイプの機器のソフトウェアに対し、COMSAR1/24に述べられたIECの規定を適用することを要請された。又、テクニカルWGは他の船上コンピーユータ機器に対しても、これらの規定が適用されるべきであるとの見解を持った。これらに意見はDE小委員会へインフォームされることとなった。
尚、本件は今次会合をもって終了し、本小委員会のワークプログラムから削除するようMSCへ要請されることとなった。
(25)潜水旅客船の安全性(議題25関連)
フランスより民間の潜水船に適用予定の国内規則について情報提供がなされ、また、フィンランドより潜水旅客船の無線設備に関する要件は旗国の裁量で決定されるべき旨意見があり、それぞれノートされた。事務局よりDE39において検討された潜水旅客船の設備、構造、運航に関するガイドライン案等について紹介があった他、特段の議論はなされずDE40に対する助言を行うため、次回会合において本ガイドライン案の無線設備関連についてコメントを提出する様各国に要請がなされた。
(26)IMO機構の要求事項の報告(議題26関連)
本件については提出文書もなく特段の審議は行われなかった。本件を小委員会のワークプログラムから削除することをMSCに要請することとなった。
(27)作業計画(議題27関連)
今次会合で作業の終了した「特殊目的船]一ドの見直しA.543(13)」、「警報及び表示に関するコードの見直しA.686(17)」等についての議題からの削除、作業の終了しなかった議題の目標年の修正をMSCへ報告することとなった。(28)1997年議長及び副議長の選出(議題28関連)
1997年COMSAR2の議長としてラスムッセン氏(デンマーク)がアルゼンチンの推薦、フランス、ロシア、ギリシャ、中国等の支持により再選された。副議長には、ホールバーグ(スウェーデン)がパナマの推薦、日本、フランス、英国、韓国等の支持により再選された。
(29)その他の事項(議題29関連)
事務局より文書COMSAR1/29(ITU−Tからのliaison Statement)の紹介があり、海上移動通信サービスの運用規定revision4(Recommendation F.110)が次回ITU−TSGにおいて承認を求める旨報告があった。

 

 

 

 

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