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少なかったが、多い時は大変な仕事だ。
車輛甲板以外では、操舵機室、消火設備・救命設備、甲板機室および甲板機(係船装置・ランプ装置・サイドスラスター室)、機関室、フインスタビライザー室、汚物処理装置、空調装置室などなど点検箇所は相当多く、十一時半までかかった。

 

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船内講習会
加賀谷船長が本船で実行している二つのアイデアに感心した。
その一つは、船長自らの作成による船の運航・設備・習慣などに関するいわばシーマンシップ読本を使って、乗組員に対する船内教育を定期的に実施していることだ。
船長によると、旅客からの船に関する質問に対応するための勉強会ということだったが、安全運航の礎となる貴重な自主研修ということができよう。
博多出港時に仕事を終えた本船のマリンガール二人が船橋にきて、船長の許可を得たうえで、離岸後約一時間も出港の様子を見学していたのも船長の学習の影響かもしれない。個人の時間に熱心に船橋で頑張るマリンガールを見て"素晴らしい"ことだと思った。
旅客の船橋見学
もう一つは、旅客に対する航海中の船橋の開放だ。午後一時から約一時間、旅客の希望者を募り船橋の見学会を実施している。船長が航海計器中心に、石田通信長が

 

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