一本県各学校における外部指導者導入状況と諸問題について一
福井県中学校体育連盟研究部 春江町春江中学校北川慎司 I はじめに福井県中学校体育連盟は、7地区中学校体育連盟84校(福井・奥越・坂井・鯖丹・南越・二州・若狭の各地区中学校体育連盟)から成り立っており、各地区とも運動部活動が盛んに行われている。
本県中学校体育連盟は、次の4項目に重点を置き中学校体育連盟の運営に努めている。 1. すべての中学生のスポーツ活動の普及振興をはかり、その研究につとめる。 2. 豊かな人間性の育成をめざす部活動の推進につとめる。 3. 競技力の向上につとめる。 4. 本県中学校体育連盟のあり方について研究と討議を重ねる。 県内の中学生は、30,774名(平成8年4月現在)、そのうち運動部活動加入者は、28,002人で、運動部活動加入率は74.7%となっている。種目別で見るとバレーボール、球、バスケットボール、ソフトテニス、軟式野球の順で部員数が多い。 大会については、春季総合競技大会・夏季総合競技大会の2本柱で開催され、夏季総合競技大会が上部大会(北信越総合競技大会、全国中学校体育大会)の予選会を兼ねている。期日については、春季総合競技大会は5月の第3土、日開催で行われ、夏季総合競技大会は、7月夏季休業中の平日開催で行っている。また、県中学校学年別水泳大会・県中学校陸上競技大会・県中学校駅伝競走大会も主催している。 本県中学校体育連盟研究部として、他県の調査研究等を参考にしながら、現在まで次のような調査を実施してきた。 1.県内各学校における設置運動部活動数と部員数の推移(隔年おき) 調査の年に研究大会を実施 2.外部指導者に関する調査 外部指導者の大会ベンチ入りに対する調査(平成7年9月) 3.外部指導者実態調査(平成8年7月) ? 調査方法
1・調査対象 福井県中学校体育連盟加盟84校の体育主任もしくは部活動主任 2.調査期間 調査方法 3.平成8年7月 アンケートによる調査方法 ? 調査結果と考察
1. 外部指導者導入状況と課題 1)県内各中学校における外部指導者の導入状況 導入している22校(26.2%) 導入していない62校(73.8%)
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