内で、低所得老人住宅の設備改善を奨励している。 1987年から、内政部は各県市の老人養護施設に奨励金を与えて、昼間保護(デイケア)の業務を開拓させている。また、最近4県市で、公益性のある社会団体を通じて、自分で家事のできない老人に、栄養食を提供している。行政院衛生署も看護婦を派遣して、自宅で病気を治療している老人の看護をしている。 4)教育と余暇活動 現在、規模の少し大きい「老人文康活動センター」が200か所あり、色々な余暇活動の機会を提供している。他に、小型の「社区松柏倶楽部」(生活共同体内の老人クラブ)や、長寿者のクラブ等約3,000もあり、老人のよく集まる所となっている。 [写真:16/太極拳を学ぶ高齢者たち] また、各地方では、老人の文化的活動を促進するため、老人活動センターとか、他の適当な場所を選んで「長青学苑」というものを建設している。これらの学苑では、老人たちに再教育の機会を提供し、もっと充実した生活ができるように努めている。全台湾に145か所あって、一年に約1、800クラスの教室があり、約5万人ほどが参加している。 国内交通機関、バス、汽車、航空機等の利用、娯楽場および文化施設の入場料は皆半額とするなどの優遇を老人に与えている。そのうち、台北・高雄両市、台北、宜蘭、桃園、新竹、苗栗、台中、彰化、嘉義、膨湖、台東等の県、ならびに基隆、台中、台南、新竹、嘉義等の省轄市では、老人のバス乗車は無料である。 内政部は、1990年から各県市に補助金を与えて、退職直前の人達に
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