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に頼る比率が高く、中学卒以上の学歴を持つ高齢者は保険による支給率が高い。

表2−18 高齢者医療費の主な支給者 1989年 (%)

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資料:表2−2と同じ。

5.福祉、余暇活動

1986年から1993年の7年間に、台湾の高齢者は老人福祉施設に対する認知度が高められ、その利用度も高まった(表2−19を参照)。老人専用の医療施設を利用したことのある高齢者がこの期間に16%から59%に上昇し、それらの施設を知らない者は51%から15%に減少した。乗車券、入場料、航空券等の割引を利用したことのある高齢者も39%から63%に増え、これらを知らない者は23%から7%に減った。しかし、老人センター等の余暇活動や娯楽施設を利用したことのある高齢者は、まだ非常に少なく、知らない者は73%から26%に減ったが、知っているが利用したことがない者が23%から57%に増えた。今後この面での広報・啓発を強める必要がある。また、利用したことのある人で、不満足を感じた者は少ない。

 

 

 

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