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表1−4 台湾就業人口の産業構成の推移 1955〜1995年

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資料:表1−1と同じ。
に落ち、20〜24歳女子は62%から大幅に22%まで落ちた。25〜29歳女子のそれは90%から61%に、そして30〜34歳と35〜39歳の2組は少し上昇した後80%くらいに落ちた。40歳以上の2組は死亡率の低下によって90%まで上昇し、その後85%に落ちた。近年来の有配偶率の低下は、出生率低下の要因の一つとなっている。出生率低下要因分析(decompositionの方法による)の結果、1985年から1990年の間に出生率が1.30‰落ちたが、そのうち、有配偶率の低下によって出生率が2.67‰下がったが、有配偶者合計特殊出生率の上昇によって2.03‰上昇し、年齢構造とその他の影響で0.68‰落ちたことになる。1990〜1992年の間に出生率が1.10‰落ちたが、そのうちの0.7‰は有配偶率の低下による。将来有配偶率は持続的に低下する可能性が高く、出生率の低下を促進するものと思われる。

4.人口の高齢化

台湾の人口は、戦後のベビーブームと、その後の出生率の急速な低下によって、年齢構造が大きく変わった。年少人口(0〜14歳)の占める比率が1949年の41.1%から1962年の46.0%に増加し、その後出生率の低下によって減少、1984年に30.2%、1994年には24.4%に低下した。従属人口指数も1962年の94から1994年の46に落ちて、経済発展に大きく貢献した。
他方において、65歳以上人口の占める割合は、戦後の高出生率のため、非常に低く、1949年にはわずか2.5%であった。しかし、その後1971年に3.0%まで上昇し、1978年には4.0%、1983年に5.1%、1989

 

 

 

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