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3.仙台市の住環境の現状とその変化

(1)持ち家は一戸建から共同住宅へ
総務庁が実施している「住宅統計調査」の結果をみると、1993年の仙台市の持ち家率は45.0%となっており、政令指定市平均(42.8%)に比べて2.2ポイント高くなっている。また、持ち家率の内訳を建て方別にみると、一戸建が39.5%、長屋建・共同住宅が5.3%となっており、政令指定市平均に比べて一戸建が10.2ポイントも高くなっている。しかし、一戸建の持ち家率は10年前の1983年(39.6%)と比べて、ほとんど変化していない。一方、マンションなどの長屋建・共同住宅の持ち家率は、4.6%から5.3%と0.7ポイント上昇している(表1−2−4参照)。

 

表1−2−4 仙台市における住宅の所有関係別住宅数及び住宅総数に占める割合

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法1総数には所有関係が不詳の住宅を含む。
資料:住宅統計調査(総務庁)

 

(2)大幅に需要が増加する高齢単身世帯の賃貸住宅
次に、65歳以上の世帯員がいる世帯について住宅の所有関係をみると、仙台市の持ち家率は84.0%と、政令指定市平均(72.3%)に比べて11.7ポイント高くなっている。また、65歳以上の夫婦世帯(夫婦とも若しくはいずれか一方が65歳以上の夫婦一組の世帯)の持ち

 

 

 

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