21世紀・高齢社会における仙台市民の生活環境に関するモデル調査研究報告
第1章 2010年にみる基本的状況変化
第1節 2010年の仙台市の人口構造
1.2010年にかけての仙台市の総人口と年齢構造の変化
人口推計の結果は、仮定をどう置くかにかかっている。詳しくは後述するが、ここでの仮定は、住民基本台帳べースでみた過去6年間の年齢別転出入傾向が今後も続くというものである。 (1)総人口の推移 現在の市域で集計した1920年の第1回国勢調査以来の仙台市の人口の推移をみると、今日まで一貫した増加を示している。1955年から1975年までの20年間は対前5年の人口増加率が上昇し、1975年には18.4%と過去最高を記録した。この間、人口は41.5万人から70.9万人へと約30万人もの増加をみた。その後、人口増加率は低下しつつあるが、1995年に人口は97万人に達し、対前5年増加率も5.8%に達している。 最初に述べたように、住民基本台帳べースでみた過去6年間の年齢別転出入状況が今後も続くと仮定すると、人口増加率の大幅な上昇は今後も見込まれないものの、人口総数は2000年には100万人を突破し、2010年には108万人にまで増加すると見通される。 図1−1−1 仙台市人口の長期的推移と将来見通し
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