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第2節 2010年の北九州市民の生活

 

1.北九州市民の家計消費の状況

(1)推計結果の主な特徴
ア北九州市全体の消費支出額の変化
2010年における各世帯の消費水準を1995年時点と同水準と仮定して推計すると、北九州市の1世帯当たりの消費支出は−6.0%減少するとみられる。要因別の寄与度をみると、世帯規模の縮小すなわち世帯人員の減少により−1.7%減、高齢単独世帯の増加など人口の高齢化による世帯分布の変化により−4.4%減となっている。
また、北九州市の世帯数は2010年までに2.5%の増加にとどまるとみられることから、北九州市全体の消費支出額は、1995年の家計調査べースで推計すると−3.7%減、1年間の金額では約430億円減少する(表1−2−1参照)。

 

表1−2−1 2010年における北九州市全体の消費支出額

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注1:1世帯当たりの消費支出額は1か月間の金額
注2:北九州市全体の消費支出額は1年間の金額
注3:[]内は2010年までの増加率

 

なお、これらの値は家計調査べースの推計値であり、医療費については健康保険からの支払いを含んでおらず、家計が医療機関に直接支払った金額のみであるなど、市民経済計算における家計の最終消費支出とは異なるものである。

 

 

 

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