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1.3 シミュレーションに用いる入力地震波

入力地震波は、各種構造物の動的耐震設計でしばしば用いられている3種類の地震波(八戸NS、エルセントロNS、開北橋)と、兵庫県南部地震時に観測された2種類の地震波(ポートアイランド観測波、神戸海洋気象台)とする。

なお既往の地震波で八戸NSは長周期卓越波、エルセントロNSは標準波、開北橋は短周期卓越波の代表として用いた。

表1.2に入力地震波の概要を示す。図1.2(1)〜図1.2(3)に入力地震波の加速度波形をまた図1.3(1)〜図1.3(3)に応答スペクトルを示す。

表1.2 入力地震波の概要

地震名 観測場所 観測加速度 *1(gal) 備考
NS方向 EW方向 UD方向
十勝沖地震(1968) 八戸 225 182.9 - 既往の代表的地震波
インペリアルバレー地震(1940) エルセントロ 341.7 210.1 -
宮城県沖地震(1978) 開北橋
286.7 *2
兵庫県南部地震(1995) ポートアイランド 341.2 284.3 555.9  
神戸海洋気象台 817.8 617.1 332.2
*1 本解析では網かけ ( )をした方向の観測波を用いた。
*2 TR(TRANSVERS)方向

 

 

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