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2.2 システムモデル

ローカルCICのシステムモデルとして、伊豆沿岸航行援助情報センターシステムを図2.2のように想定した。

1) 情報センターは下田市内に設置し、レーダー施設、VHF送受信施設及び中短波による船舶気象通報の送信施設は石廊崎灯台に設置することとした。気象観測施設は御前埼灯台ほか6箇所とした。

2) センターとレーダー施設との回線は、情報量が多いことから、1.5Mbps以上の高速ディジタル専用回線とし、アクセスポイントへのデータ転送は、64kbpsのINS回線のダイアルアップ接続、気象観測データの伝送は、海上保安庁の専用線または一般加入電話による回線とする。地方気象台より気象データを受ける回線は64kbpsの高速ディジタル回線とする。

3) センターでは、電話、VHFによる情報提供、中短波船舶気象通報、中波(剱埼無線方位信号所)による船舶気象通報または海上交通情報、テレホンサービス、FAXサービス及びインターネットサービスを行う。

4) テレホンサービス、FAXサービスのアクセスポイントをセンター以外に7箇所の航路標識事務所に設置し、利用者の利便を図っている。

5) 漁業無線局など情報の中継的役割を果たす機関には、パソコン通信またはFAX自動配信に対応する機能を考慮する。

 

 

 

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