3.3 インターネット向け
1) 情報提供の項目
インターネットは、FAXと同様に文字画像の伝送が可能なメディアであるが、表示がパソコンのディスプレイである事から、紙面や色の制約が無く、メニューの選択が迅速にできるので、幅広いアプリケーションが可能である。沿岸航行援助情報センターの取り扱う情報項目は、FAXの並びとして、気象情報、航行警報、通航船舶情報、漁業情報及び海洋レジャー情報とした。
船舶からのアクセスを考慮したテキストバージョンにおいては、文字情報に限られることから、気象情報と航行警報とした。文字情報であっても、簡単な表やグラフの表現は可能である。
2) 情報の選択
? メニュー画面
インターネットホームページは、トップ画面にメニューが表示されることが一般的であり、利用者は、メニューボタンをクリックする事によって必要な情報を選択できる。如何にわかりやすいメニュー画面とするかがポイントである。
? グラフィックバージョンとテキストバージョン
インターネットは高速の通信メディアの使用を前提としているので、ホームページはグラフィック(レギュラー、ノーマルとも呼ばれる)バージョンが主流であるが、船舶などからの低速伝送回線の使用によるアクセスのため、テキストバージョンの選択を可能とした。
? 日本語と英語
国際的に対応するため、英語バージョンを設けた。
? 他のホームページとのリンク
インターネットの特長は、ホームページから他のホームページヘ簡単にジャンプできることである。沿岸航行援助情報センターのホームページから、他の沿岸航行援助情報センター、水路部のホームページなどをリンクしておけば非常に便利である。
3) 画面更新周期
FAXと同様である。
4) 画面構成
ここではホームページのトップ画面の構成について述べる。
? 第5章に於いてインターネットの現状調査を実施したが、各ホームページは、特にトップ画面のデザインに凝っており、きわめて華美なグラフィックアートが使用されている。発表機関のアピールとイメージアップのため当然な事と考えるが、このデータを受信するために、無駄な時間を費やすことも事実である。本ホームページは、テキストバージョンによる利用者も考慮して、できる限り短時間で伝送できるよう、簡単で実用本位のものとした。
? グラフィック/テキスト、英語/日本語の分岐を最初に配置した。
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