
(4)平潟港南防波堤灯台の場合 ?負荷条件 平潟灯台の光源は表−7.5に示した通りD−1電球(12V25W)であり、灯質は群閃光(毎6秒に2閃光)である。従って負荷条件は 
である。蓄電池への充電効率を0.9とすると、3.0Wの発電出力が必要となる。 ?予想発電量について 平潟灯台の波データとして小名浜のデータを用いる。小名浜港の波高別周期別出現頻度表を表−8.40〜8.44に示す。また、小名浜港の波向のデータを表−8.45及び図−8.11に示す。 防波堤の垂線の方向は南から55°東方向であり、小名浜の波向はほとんどが南東〜南である。従って、波向出現率Px2は 
となる。 予想発電量は、平均波高が一番低くなる冬季のデータを用いる。昨年度の調査研究の結果を活かし、空気室幅を1.2m、奥行1.02m、発電装置台数2台とすると、模型の縮尺率は0.47/1.2=1/2.55であり、ノズル開口比は0.0032×2/(1.2×1.02)=1/191となる。最多出現周期が6〜8秒であるから、波の中心周期を7.0秋とし、模型での適用周期をフルード則により7.0/√2.55=4.4とする。空気室効率、発電出力等は表−8.35〜8.36の通りとなる。 予想発電出力は14.4Wとなり、必要発電出力の3.0Wに対して4.8倍の安全率を持つ。従って空気室大きさは幅1.2m、奥行1.04m、装置台数2台とする。 表−8.35 波高階級別空気室効率(規則波の場合)

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