
7.事例の選定
第5章及び第6章にて空気室と安全装置の設計方法について述べた。以下の第7章及び第8章では、個別事例を選定し、具体的な例での設計例を示す。 個別事例を選定する場合、 ?一次電池(空気電池)使用防波堤灯台から選定する。 ?当該灯台は179基(表−7.6参照)あり、灯台毎に設計条件が異なる。 ?そこで海域(設計波高)、灯塔型式、負荷(光源)の3条件により表−7.1〜7.3の通り分類し、 ・海域区分において、標準的な設計波高として1〜3m及び6〜8mの2種類を選定する。 ・灯塔型式区分において、標準的な灯塔型式としてA型、D型又はMD型を選定する。 ・光源区分において、標準的な光源としてD−1を選定する。 ?以上の選定により、標準的な灯台を表−7.4の通り4種類選定する。 表−7.1 海域(設計波高)別標識数

(注)設計波高は灯台近傍の観測箇所の有義波高H1/3の値とした。また、12基については不明。
表−7.2 灯塔型識別標識数

(参考)灯塔型式毎の概略図を表−7.7に示す。M付きは移設可能型、M無は固定型を表し、地上部の型式寸法は有無に拘わらず同一。
表−7.3 不可(光源)別標識数

(参考) D−0:24V、50W航路標識用白熱電球 D−1:12V、25W〃 D−2:12V、10W〃
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