1.5.4災害応急対策実効性チェックシートの作成
阪神・淡路大震災、北海道南西沖地震、鹿児島豪雨等を含む近年の災害時における市町村の応急対策事例を収集・整理し、教訓とすべき災害応急対策の実施にあたってのチェックポイントをチェックシートに整理する。作業効率化を図るため、各種データベースや既存資料を活用し、有用データを整理し、「検証システム」に組み込む。 具体的には、地域防災計画の計画項目に対応した必須の応急活動項目と事前に準備しておくべき事項(体制、資料、方法、施設、設備等)をチェック項目として列挙しておき、システムに登載する。 1.5.5災害応急対策シナリオ(ロールプレイングシート)の作成
災害の発生と状況の変化に応じて活動内容を習熟できるよう、訓練・研修や地域防災計画・マニュアルの実効性の検証作業等において活用されるべき災害応急対策のロールプレイング(図上演習)用シナリオを作成し、本システムに組み込む。 ここで、シナリオとは、計画適用にあたっての活動環境チェックシート(当該市町村で生じうる災害事象・危険性等の地域特性、防災体制の整備状況、通信機器の整備状況などを列挙)や実効性チェックシート(当該計画が予想される事象に的確に対応できる内容となっているかのチェックポイントを列挙)の形で提供され、現行計画や改訂計画(案)の実効性チェックのための各課ヒアリングシートのほか、各種訓練・研修にも利用しうるものをイメージする。 そのため、この「シナリオ」をシステムに組み込むことにより、さらに実戦的 な計画策定に寄与できるようにする。
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