1.2 システムの構成及び開発作業の流れ(各サブシステムの相互関係)
本システムを構成する3つのサブシステムは、それぞれ独自の目的に応じた役割を発揮する。例えば、地域防災計画(災害応急対策計画)の実際の策定プロセスに対応付けて見たとき、「他の計画事例の参照」⇒「当該市町村の計画の素案作成」⇒「策定素案の実効性検証」と一連の流れの中で、各システムを利用することとなる。もっとも、計画の策定や改訂の道筋は市町村ごとに異なるので、どのステップからシステムに入ってもよいような仕組みとする。 1.2.1 地域防災計画検索システム
(1) システムの開発方針の検討 市町村における地域防災計画の策定プロセス等をふまえ、その実態を把握し、検索システムによる計画策定業務への支援のあり方とシステムの開発方針を検討する。 (2) システムの基本機能及び基本構成の検討 (1)の基本方針をふまえ、システムが必要とする基本機能及び基本構成のあり方を検討する。 (3) システムの利用・運用方法の検討 優良計画事例を策定している市町村において、計画策定の方法やニーズに関する実態を把握し、防災計画策定業務への支援のあり方を検討し、検索システムの利用・運用のあり方を検討する。 (4) システムへのデータ入力 当センターが収集している各市町村の最新の地域防災計画をもとに優良計画事例を整理するとともに、これらをパソコンのデータベースに組み込む。 (5) システムの運用マニュアルの作成 本システムの利用マニュアルを作成し、システムの操作要領を操作の手順を追っでわかりやすく解説する。 1.2.2 地域防災計画策定支援システム
(1) システムの開発方針の検討 市町村における地域防災計画の策定プロセスに応じた計画策定業務を支援するためのシステム開発の基本方針を検討する。 (2) システムの基本機能及び基本構成の検討 (1)の基本方針をふまえ、システムが必要とする基本機能及び基本構成のあり方を検討する。 (3) システムの利用・運用方法の検討 優良計画事例を検索したり、標準的な計画事例の創出を定型化することによって、より効率的な計画策定業務の支援のあり方を検討し、システムの利用・運用のあり方を検討する。
前ページ 目次へ 次ページ
|
|