日本財団 図書館


 

4.3.2 誤出発防止の現車試験
西武鉄道株式会社上石神井車両基地の車庫線21番線(有効長130m)で401系の2両編成で誤出発防止の現車試験を行った。
誤出発防止装置の機器構成を図4.3−1に、また、401系の主幹制御器回路を図4.3−2に示す。
誤出発防止の機能は確認できた。

 

048-1.gif

 

図4.3−1 誤出発防止装置の機器構成

(1) B駅で誤出発防止の機能を、確認する。
A駅に車両を停止させて、「出発要求」ボタンを圧下して「出発許可」でB駅に走行させる。B駅で定位置に停車した後、「力行不可」の表示を確認し、ノッチを入れても走行しないことを確認した。
(2) 「出発取消」の機能を、確認する。
(1)項の状態で、「出発要求」ボタンを圧下して「出発許可」を受けた後「出発取消」ボタンを圧下して「出発許可」を取消する。そのとき「力行不可」の表示が点灯して、ノッチが入らないことを確認した。
連・非スイッチを投入してノッチ回路を接続させてノッチが入ることを確認した。
(3) オーバーランの機能を、確認する。
車両を、B駅からA駅に戻し、(1)項と同じように処理してB駅に走行させる。B駅の停車位置を大幅にずれて停車する。地上アンテナの上を走行時に「力行不可」を受信して「力行不可」の表示が点灯し、「オーバーラン」の表示が点滅することを確認した。

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION