ア. 通信方式 地上アンテナ〜IDプレート間のマイクロ波はマイクロ波が回転しながら進行する円偏波方式を採用し、反射物体による障害や隣接装置による影響を少なくしている。 図3.7−3 通常時のマイクロ波
マイクロ波は反射物体に当たると、光が鏡に当たったときと同じように反射し、進行方向と回転方向が逆になる。 図3.7−4 反射物体があるときのマイクロ波
奇数次反射波は回転方向が逆のため通信に影響を与えない。 偶数次反射波はアンテナからの直接波に比べ、IDプレートまでの到達距離が長くなり電波が弱くなるため、IDプレートの受信回路で排除する。電波の強さに差が少なく、受信回路で排除できない場合、通信エラーとなる。
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