ウ. 車上におけるマンマシンインターフェイス機能 IDプレートを介して地上への出発要求、ならびに、地上から伝達される情報にもとづいて乗務員への的確な表示を行う。なお、乗務員への表示は現行のタブレットや車内信号と同等の役割を持つ重要なものであるが、今回の試作では、汎用のタッチパネル式液晶モニタを用い、図形・文字表示を行うこととする。また、出発要求入力もこのモニタを介して行うものとする。 (2) 誤出発防止機能 IDプレートを介して地上から伝達される出発許可情報を利用し、誤出発防止機能を開発する。 エ. 地上情報による誤出発防止処理 停車位置に設置された地上アンテナ上にIDプレートが結合した際に、力行不可情報を受信すると地上から出発許可が付与されるまで主幹制御器のノッチ回路を電気的に遮断する。 1.2.2 試作装置の構成 本開発事業のモデルとした線路略図を図1.2−1に示す。2駅1中間から構成され、閉そく論理の機能が確認できる構成とした。 図1.2−1 線路略図
また、試作する装置は、次の7つの装置で構成される。機能ブロックダイヤグラムを図1.2−2に示す。 (1) 中央処理装置 各駅から伝送されてくる列車の固有の識別番号と到着、出発の要求情報に基づいて閉そくの設定・解除を行う。 (2) 情報処理装置 中央処理装置と地上処理装置間のデータ伝送を制御する。
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