4.4 停車時分の算出
4.2で導出した降車所要時間算出式と、4.3で導出した乗車所要時間算出式から駅停車時分を算出する。駅停車時分は、各扉における降車所要時間と乗車所要時間の和の最大値に、駅調整時分を加えた値となる。駅調整時分は、降車及び乗車が完了した後、列車が出発するまでに要する時間で、今回は映像データの分析結果をもとに、停車時間−(降車所要時間+乗車所要時間)の平均値を求めることによって算出した。なお扉開に要する時間は降車所要時間に、扉閉に要する時間は乗車所要時間に含まれている。 10/21の映像データをもとに駅調整時分は3駅の平均値をとって13秒とした(茅場町:13秒 東陽町:15秒 西葛西:11秒)。 T=駅停車時分、Toff_x=x扉目の降車所要時分、 Ton_x=x扉目の乗車所要時分 T’=駅調整時分 とすると T=max(Toff_x+Ton_x)+T’ 式4.2.4−3、式4.3.3−1より a.混雑度100%の時 T=max[(0.4n+3)+0.52m]+13 b.混雑度150%の時 降車人数5人未満の場合 T=max[(0.8n+2.8)+0.57m]+13 降車人数5人以上の場合 T=max[(0.37(n-5)+6.8)+0.57m]+13 c.混雑度180%の時 降車人数5人未満の場合 T=max[(0.8n+3.4)+0.67m]+13 降車人数5人以上の場合 T=max[(0.37(n-5)+7.4)+0.67m]+13 d.混雑度200%の時 降車人数5人未満の場合 T=max[(0.8n+3.8)+0.73m]+13 降車人数5人以上の場合 T=max[(0.41(n-5)+7.8)+0.73m]+13 e.混雑度250%の時 降車人数5人未満の場合 T=max[(0.5n+6.5)+0.77m]+13 降車人数5人以上の場合 T=max[(0.37(n-5)+9)+0.77m]+13 ・・・式4.4.1 で表すことができる。 ただし、T:駅停車時分、n:降車人数、m:乗車人数
前ページ 目次へ 次ページ
|
|