3.3 調査駅選定
対象路線として選定した営団地下鉄東西線のうち、以下の三駅を測定対象駅として選定した。方向としてはラッシュ時に1〜2分の遅延が生じるB線(中野方面行き)とした。 (1) 西葛西駅 ベッドタウンであり、乗車人数が年々増加の傾向にある。また西葛西駅到着時点では、列車内の混雑度が高くなっているため、乗車に時間がかかる。このため遅延発生のトリガとなり易い。 (2) 東陽町駅 東西線B線(中野方面行き)においてラッシュ時間帯に遅延波及が発生し始める最初の駅。東陽町到着時点で列車内の混雑は200%程度と高いが、乗車人数、降車人数が多い割にホームが狭いため人の分散が図りにくく、乗降に時間がかかるため次駅に遅延が波及している。 (3) 茅場町駅 降車人数が多く、停車時分の長い駅(実行ダイヤ上60秒)。このため後続列車が茅場町駅前で駅間停止する可能性が高く、遅延波及の原因となる可能性が高い。 3.4 実施日
実施日:’96−10−21(月)〜’96−10−23(水)[3日間] 測定時間:am7:30〜am9:30 3.5 調査方法
ビデオ撮影による乗降客測定と運行管理システムからのデータ取得により調査を行った。
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