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(5)自然現環境
地勢・地形

  • 名護市は、市のの中心部を標高300〜400m級の多野岳・名護岳・ 辺野古岳。久志岳からなる国頭山地が北東から南西に連なり、これと向かい合う 北西の本部半島に嘉津宇岳・八重岳がそびえ、市域総面積の65%の森林を有する。
  • 三方を太平洋・東シナ海に囲まれ、「あけみおのまち・山紫水明の地」 といわれるように、国頭山地の森を水源とする豊かな水が、大小の川に流れ、 名護湾・大浦湾・羽地内海へと注いでいる。
  • 本島脊梁部と本部半島の地質は大きく二分される。大方は中生代から 古生代第三紀に形成された粘土岩・千枚岩・砂岩・緑色片岩などから構成され、 一部台地には礫眉・琉球石灰岩が入り組んでいる。
  • 国頭山地は、老年期の山地で、東西の海岸沿いに海岸段丘が発達し、 赤色の洪積土で覆われている。
  • 中核的施設群計画地区の嘉陽地区は、海岸沿いの平坦地と集落の背後 にある旧水田部分から成る。
  • 海岸沿いの用地は、国道331号に沿って細長く、集落前の嘉陽川で 2か所に分けられる。長さは延750m、奥行きは広いところでも25mほどである。
  • 集落の背後の旧水田部分は、後背の入り組んだ山林地の山裾から わずかに広がる平坦地で、高いところでも標高15mほどである。
  • 後背山林地は、概ね150mほどの尾根から連なる入り組んだ地形で、 300前後の勾配である。

植生

  • 沖縄本島の植生は、気候区分では亜熱帯に属し、亜熱帯広葉樹林帯の 植生である。森林の極相は、イタジイ・タブ・イスノキ・ホルトノキなどを 主とする照葉樹林で、温暖帯の照葉樹林に近い。
  • 名護市の総面積の65%を占める緑深い山は、やんばる地域、国頭山地から 連なる照葉樹林で覆われ、リュウキュウアオキーイタジイ群集が大半を占める。 この周辺にリュウキュウマツ群落が分布する。
  • 東海岸の汀間川・大浦川河口では、オヒルギ・メヒルギからなるマングローブ林 が見られる。
  • 海岸には、防潮林のモクマオウの植林が各地で見られ、ところどころにアダン も見られる。段丘崖下や集落前面に広がる砂浜では、砂浜植生 (グンバイヒルガオークロイワザサ群落)が見られる。

  

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