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・前項の基本方針を支える地区づくりのためのリーディングプロジェクトを 以下の3点設定している。

(1)地区センター形成プロジェクト

(2)自然と風土の体験空間形成プロジェクト

(3)イベントによるネットワーク支援プロジェクト

(2)に関する具体的プロジェクトとして、「自然とくらし体験村の整備」を掲げ、 本オートビレッジ計画予定地の「嘉陽周辺」を最適地として位置づけている。 「自然とくらし体験村」の整備方針は以下による。

?基本的な考え方


良好な自然と、自然と密接な関わりを持って生活してきた時代の土地利用が 保たれている嘉陽周辺で体験学習空間を整備し、集落の活性化を図る。

?整側方針


  • 山と海の体験園の整備
     嘉陽の豊かな山や海の自然や山間農地等を活用し、天文・気象・生物・ 地形・地質など、自然の仕組みを理解する場やさまざまなカリキュラムを 整備することに加え、小学校ではウミガメ調査の実績を広く公開するとともに、 ウミガメや海生哺乳類関連の図書・資料の閲覧コーナーを設ける。
     また、あわせて、採集・漁労・耕作・加工などの作簑を通じて伝統的な 「食」や「手仕事」を都市住民が体験できる場や自然の中での宿泊体験施設を整備する。
     加えて、微気象を利用するスカイスポーツが楽しめるよう、 パラグライダーエリアなどの整備を行う。
  • 稲作・水田体験圏の整備
     かつて旧久志村一の肥沃な水田地帯として知られていた集落背後の 水田を復活させ、都市住民および教育現場を主な対象とした稲作体圏の場をつくる。 そこでは、来訪者が地元農家の指導の下、田植え・草取り・稲刈りなどを行い、 伝統的な農作業を体験を通じて学ぶことができるようにする。
     また、伝統的な農法の体験に加えて、アイガモ農法等新しい農法の 体験メニューや、水生昆虫や魚類、水草などの動植物の観察空間としての 活用も図っていくこととする。
  • 伝統集落の保全・活用
     フクギの屋敷林やガジュマルの巨木などが残っている集落の伝統的な たたずまいを保全する。加えて、共同売店の改装・改築等により、 来訪者にとって嘉陽集落の入口となるビジターセンターを整備し、 体験メニューやスカイスポーツのインフォメーションおよび地場産品販売を行う。
     また、集落内の空き屋敷や地場の生産物を活用した農家民宿や 農家レストランの整備を通じて、高齢者等地域住民と来訪者の交流を図る。

  

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