
真夏の太陽の下でのマリンレジャーは、
如何でしたか!
平成8年6月から9月までの4ケ月間にBANが取り扱った救助出動件数は、70件となっています。(関東BANが65件、7月からスタートした関西BANが5件)
その内で8月が26件と全体の37パーセントを占めています。また、事故原因別にみますと機関故障が全体の60パーセントを占めており依然としてワーストナンバーワンとなっています。
なお、推進器障害・絡網が全体の20パーセントを示していますが特に絡網事故は人命の危険は勿論ですが漁業関係者への被害も多大なものがあります。
会員のみなさん!出港前点検の励行と魚網等の設置場所を十分把握しておきましょう。そして航走中は、見張りを怠らないよう心掛けましょう。
(平成8年6月〜平成8年9月)
発生場所 |
海難種別 |
船種 |
救助状況と救助費用 |
所要時間受付→現場到着 |
Y港内 |
機関故障 |
Y・T |
1815
ヨット「ダ号」からROCへ、機関故障となり曳航救助の要請があった。ROCからRSのFサルベージへ救助出動を依頼,1900同社所属船「タ丸」が出動,該船との連絡がなかなか取れず2000該船を確認会合,2007曳航開始,2140Yマリーナ着,救助完了した。
158,363円 |
1時間45分 |
T港内 |
推進器障害 |
M・B |
1120
モーターボート「Y丸」からROCへ,航走中突然スピードダウン航行不能となった旨救助要請があった。なお,該船はテトラポットに漂流接近の恐れとの事でRSのTマリン及び海上保安庁巡視艇の出動を依頼,1200頃各船該船と会合,1220頃Tマリンの救助船が巡視艇から曳航を引き継ぎ,1700無事Yマリーナへ入港救助完了した。
178,190円 |
40分 |
千葉県竹岡沖 |
機関故障 |
M・B |
0920
モーターボート「S号」からROCに機関故障になった旨救助を要請してきた。ROCからRSのS社へ救助出動を依頼,1000「S丸」救助出動,1155該船と会合,曳航開始,1255RSのFサルベージ所属船「T号」が曳航を引継ぎ1435Yマリーナ着,救助完了した。 159,650円 |
2時間35分 |
三枚州付近 |
推進器障害 |
YT |
1615
ヨット「ブ号」からROCへ,スクリューにロープが絡み航行不能となった旨救助要請があった。ROCからRSのTマリーナへ救助出動を依頼,1630同マリーナから「ホ号」が出動,1640該船と会合,伴走警戒に当り,1700Yマリ-ナ着,救助完了した。
41,200円 |
25分 |
下田沖 |
舵故障 |
M・B |
1055
モーターボート「さ丸」からROCに舵故障となった旨救助要請があった。ROCからRSのSサービスへ救助出動を依頼,1110「M丸」が出動,1115該船と会合,1130曳航開始,1230Sサービス桟橋着,救助完了した。 99,910円 |
20分 |
明石市沖 |
機関故障 |
M・B |
1448 モーターボート「F号」からROCへ,左記位置付近で突然機能停止し航行不能となった旨曳航救助要請があった。1455RSのH運輸に救助出動を依頼,1457「し丸」が出動,1625該船と会合,曳航開始,1750港着,救助完了した。
55,620円 |
37分 |
RS:マリーナ・水救会救難所等、MB:モーターボート、YT:ヨット、金額:救助費用(会員無料、会員外実費)、ROC:BAN本部
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