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声いろいろ

木更津海上保安署

東京湾では、横断道路の工事が急ピッチで進んでいます。美くしい橋のシルエットが木更津の陸につながって東京湾の名物となることでしょう。そんな木更津の海で活躍をするのが巡視艇“まきかぜ”。袖ヶ浦から、富津岬までをカバーし、連日海難防止、海難救助活動に従事しています。この海域は、横断道路の工事船舶、フェリーそして漁船、乗り合船、プレジャー、砂利船等、さまざまな船がこの水域を利用しています。特に冬場は、この一帯はノリ網等が入り、夏場の海とは一変します。それだけに、重大海難事故につながりかねないケースもあり、“まきかぜ”の活躍が非常に重要となります。
又、プレジャーボートにとっては、フィッシングや潮干狩の好ポイントでもあり、富津では水上バイクでの遊びがさかんで一時も目を離すことが出来ません。
第一海堡の回りには浅瀬が多く、潮流も速く、プレジャーボートにとっては、近づきたくない場所ですが、この水域での海難も後をたちません。そこで海難防止の立場で巡視艇“まきかぜ”艇長からコメントをいただきました。

プレジャーボートを楽しむ皆様へ

?@航海計画を立て無理の無い運航
海図で事前に(港湾)調査を行うこと
?A出港前点検
特に燃料とバッテリー
?B通信手段を確保すること
少なくとも携帯電話は必要
?C天候の把握
?D木更津管内(当管内)は盤洲沖・木更津沖・富津岬沖と浅瀬があり、特に富津岬はマリンレジャーのメッカとなっています。又、漁業がさかんです。冬期には海苔養殖漁場が設置されています。
のり漁場外縁に養殖場を示すブイが、多数設置されますので海図等に記入し浸入防止をはかってください。

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写真左より機関士補・太田久志さん、機関長・坂本文則さん、船長・作間保夫さん、航海士補・尾ノ上秀文さん、航海士補・森田秋義さん。

 

 

 

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