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プレジャーボート等の海難発生状況について
第四管区海上保安本部
航行安全課
1. 海難の発生状況
平成7年の要救助船舶(救助を必要とする海難に遭遇した船舶)は、全国で1,752隻、四管では68隻で、このうちモーターボート、ヨット、遊漁船などのプレジャーボート等の海難は、全国で608隻、四管では29隻でした。
これら要救助海難に伴う死亡・行方不明者は、全国で194人、四管では7人で、このうちプレジャーボート等では全国で47人、四管では4人でした。
プレジャーボート等の海難の占める割合は、全国では約35%で漁船に次いで第2位ですが、四管では前年に比べ9隻減少したものの、約43%を占め、用途別の第1位となっています。
四管では昭和61年からプレジャーボート等の海難が第1位となり、前年は原因不明の漁船集団火災のため漁船に次いで第2位でしたが、再度の第1位ということで、海洋レジャーの盛んな当管区の特徴となっています。
四管におけるプレジャーボート等の海難を船型別にみますと、
モーターボート 9隻 31%
ヨット 6隻 21%
遊漁船等 6隻 21%
水上オートバイ 4隻 14%
手こぎボート、和船型ボート 各々2隻
海難種類別にみますと、
衝突 10隻 34%
乗場げ 5隻 17%
推進器障害 5隻 17%
機関故障 4隻 14%
火災、浸水、転覆 各々1隻
その他 2隻
原因別にみますと、
見張不充分 9隻 31%
操船不適切 5隻 17%
等運航の過誤が20隻であり、これに機関取扱い、積載等を加えた人為的要因によるものが25隻で全体の約86%を占めています。
月別でみますと、7〜9月の3ヶ月間に14隻と、ほぼ半数を占めています。
部署別でみますと、鳥羽10隻、名古屋6隻、四日市5隻、尾鷲及び衣浦がそれぞれ3隻、蒲郡2隻の順となっています。
2. 事故事例
〔事例1〕衝突
遊漁船O丸(3トン)は9月12日、釣客2人を乗せ神島東方で遊漁後、伊良湖港に帰港中、同港出入口の防波堤付近にさしかかったことから、船長が後ろを向いてまもなく入港する旨等の会話をして前方を見たところ、直前に出港中のフェリーI丸を認め、取り舵一杯としたが間に合わず、一四・〇五頃、同船の右舷船首部がフェリーの船首中央部に衝突、転覆したもの。
3人は海に投げ出され、付近航行中の菅島漁協所属の漁船2隻に救助され伊良湖港に搬送、救急車により病院に収容された。O丸は、僚船により曳航され一六・一五頃、神島に
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